なぜ?瓶の色は違うのか!
いつも弊社HPをご覧頂き誠にありがとうございます。今年はブログ投稿もボチボチやって参りますのでよろしくお願いいたします! 本日は店主が酒類業界に入った時の疑問「瓶の色は違うのか?」について少し書かせていただきます。
日本酒の瓶は主に「緑」「茶」「青」「透明」などの色が使われますが、これは単なるデザインではなく、日本酒の品質を守るための工夫が含まれています。

① 緑色の瓶(もっとも一般的)
- 特徴:光の透過を適度に抑える
- 用途:純米酒・吟醸酒・大吟醸酒に多い
- 理由:紫外線をカットしつつ、日本酒の風味を守るバランスが良い
② 茶色の瓶(光をもっともカットする)
- 特徴:紫外線や可視光線をほとんど通さない
- 用途:長期熟成酒や生酒、火入れをしていないお酒
- 理由:光劣化を防ぎ、保存性を高める
③ 青色の瓶(デザイン性が高い)
- 特徴:清涼感のある見た目、光のカット率は緑より低め
- 用途:夏酒やフレッシュな味わいの吟醸酒
- 理由:「爽やかさ」や「涼しさ」を演出するため
④ 透明(クリア)の瓶(光の影響を受けやすい)
- 特徴:光を通しやすく、見た目が美しい
- 用途:新酒・にごり酒・限定酒など
- 理由:視覚的な美しさを重視、冷蔵保存が前提の酒に使用
日本酒は紫外線にさらされると酸化が進み香りや味に悪影響を及ぼすことがあります。
なので瓶の色に関わらず直射日光や光を避けて冷暗所での保存をお勧めします。
店主 西野